ESSECでは卒業後、即戦力として国際ビジネスに対応 できる人材育成に力を入れており、企業参画の授業、交換留学やシンガポール・キャンパスでの一部授業の履修を奨励する傍ら、知識を実践で応用する実務経験 を学生に課しています。学生時代の国際経験は、異文化の尊重や異なる経営手法や発想を受け入れる適応力を学生に身に付けさせる上で欠かすことの出来ない重要な教育理念になっています。 日本での実務研修(イン ターンシップ)では、毎年多くの企業・団体各位のご協力を仰いでおりますが、訪日を希望する学生数が常に受け入れ先の数を越えているのが実情です。 ついては、以下の趣旨に御理解を賜り、ESSEC学生の受入れに、ぜひご協力をお願いいたします。 ESSEC学生インターンの受け入れ 学生派遣前の流れは以下のとおりです。
実務研修(インターンシップ/スタージュ)の定義 実務研修(イン ターンシップ)は、大学カリキュラムの必修科目であり、卒業のために不可欠な単位です。研修の目的は、将来企業幹部となるための即戦力となる知識や経験を、実際の現場で身につけることにあります。このため学生は目的意識を明確に持ち、自分の学識レベルより高めの仕事を研修に希望し、与えられた課題に真剣に取り組みます。これは日本の学生のアルバイトが主にこずかいを稼ぐことに主眼が置かれているのと大きな違いです。 フランスにおいては、多くの企業が学生を研修生(stagiaire)として活用しています。必要な時に、必要な期間のみ仕事を任せ、場合によっては卒業後の正規採用をも念頭に資質を活用するこの制度は日本においては派遣社員に相当する役割といえます。従って、何を学ばせるかという視点からではなく、フランスのビジネス・エリートの卵をどう活用するかという観点から仕事の内容を決めていただくのが効果的な受け入れにつながりましょう。
受入れの意義 外国人学生の受入れは日 本側にも大きなメリットがあります。職場に外国人がいること、しかもそれが学生であったり、パートであったり、専門職であったりと、企業のニーズにあった人材として、彼らに活躍の場が与えられることが、国際化、高齢化、少子化の進む日本において求められる姿ではないでしょうか。 併せて、今後とも日本が 世界での存在感を増し、社会的地位を保ち、理解されるには、若者の交流は不可欠です。多くの日本の若者が国内だけではな く、外国にも目を向け、また多くの外国の若者が日本を訪れ、日本の良い点も悪い点も含めて、正しく知ってもらうことが、ますます重要になってくることでしょう。 日本政府は国際化を旗印 にして、外国人学生の受入れに積極的に取り組んでいますが、日本の大学に在籍している外国人は大半がアジア諸国からの留学生で、欧米からの留学生は、言葉 の問題もあり、ほんの一握りしかいません。しかし日本に行ってみたい、日本で企業研修を受けてみたいと考えるフランス人は大勢います。そんな彼らに日本に来る機会を与え、より多くの知日家・親日家を作ることが今後とも日本には必要なことだと思います。 ESSECに限って言え ば、日本で活躍する日本人以外の卒業生は常時60名以上いますが、その約4割が学生時代に日本で研修を受けた研修生OBです。同窓会長をはじめとして、 日本人をパートナーに選んだ卒業生も何人もいます。勤務先は残念ながら、大半がフランスないし外国企業の日本支店・支社ですが、若い時に日本を訪れる機 会を得たことでその後、生涯にわたって日本に親近感を持ち続ける卒業生はたくさんいます。 日本以上に学歴社会のフ ランスにおいて、フランスの将来を担う1000人以上のビジネス・エリートの卵が、これまで多くの協力者の力を借りて、日本を知る機会を得ました。今後と も、引き続き皆様の御尽力により、交流の輪が一層広がるために、ESSEC日本事務所としても力を尽くしてまいりますので、皆様の御支援・御協力を心より お願い申し上げます。 |
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